幾千の星の夜を越えて

それは銀河が僕にくれた奇跡

気付いたらこんなにも僕は 君で出来ていたんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分が思っていた以上にすきで、大切で、言葉にするならわたしにとって「あこがれ」と表現するのが1番近い。そんな存在だって気付いてしまった春だった。

 

 

 

発売日に「イチリンソウ」を購入した。

NMB48卒業後初のソロツアー「LIVE TOUR 2019〜I'm ready〜」Zepp Tokyo2日目に参加した。

幸運にも当選して、ユニバーサルミュージック移籍後初シングル「イチリンソウ」発売記念イベント東京2部に参加してきた。

 

 

正直自分でもびっくりしている。今のわたしの気持ちの量に。わたし、こんなにさや姉個人のことを好きだったんだっけ。アイドルを卒業したさや姉を、こんなに好きでいるつもりだったんだっけ。

 

いや、もちろん知っていた。わたしは山本彩という人が、というか「さや姉」がとても好きで尊敬していて、そしてなにより前の記事で書いたように私はこの人のお陰でオタクという人種になった。

 

 

 

でも。

わたしは前の記事を書いた時点、つまりさや姉がグループを卒業した時点ではシンガーソングライターとして活動する''ソロのさや姉''をこんな風にCDを買ったりツアーに参加したりしながら応援するような気持ちは、おそらく、なかった。いやうそ。正直に言ってしまおう、なかった。

更に白状してしまえば、卒コンに行った時点で、わたしはそれまでに発表していたソロアルバム「Rainbow」も「Identity」もろくに聞いたことがなかった。さや姉のソロといえばNMB48として発表した曲しか知らなかった。

 

 

 

そんなわたしが、さや姉の今までに出したソロアルバム2作を初めて聞いたのは2019年に入ってからのことだった。1月の後半、秋学期の試験勉強をしていた頃。

きっかけはアマゾンミュージック。Prime Studentの会費を払っていながらめったに映画も見ないし、たまに使う通販のお急ぎ便くらいしかメリットがないような感じがしていた頃、ひょんなことからその存在を知ってアプリをダウンロードした。アナログな事務所のグループのファンであることもあって、普段からSpotify*1とかApple Musicは使わずに、聞きたい音楽はCDを買うかレンタルするかというアナログっぷりを発揮していましたが、アマゾンミュージックをダウンロードしたら制限はある*2ものの、今まで買う/レンタルしたことはなかったけれど気になっていた曲を聞くことができて、ハマってしまった。

そんな時。あ、さや姉聞いてみようかな。と思い付きでさや姉のアルバムをダウンロードした。それが始まりだった。

 

 

 

アルバムが、めちゃくちゃ、良かった。

完敗だった。なんで私、RainbowもIdentityも行ってないんだろうって思った。さや姉の歌が、声が、好きなのは知っていたのに、なんでツアーに行かなかったどころかアルバムを聞こうともしなかったんだろう。あまりにももったいなかった。 

まさにこんな気持ちだった。私が好きだったのは、アイドルの、そして私の大好きなNMB48のキャプテンとしての、もっと言えば大好きなみるきーの「運命の人」である存在としての山本彩さんだと思っていたのだけれど、聞けば聞くほどさらに好きになってしまった。

作曲ももちろん、作詞にさや姉の人となりが溢れているようで、さや姉の歌のいいところが詰まっていて、どんどん再生回数が増えていった。卒業時、いつかソロのライブに行こうかな、とどちらかといえば軽い気持ちで言っていたのが、これは行かなくてはという気持ちになった。

 

 

 

 

4月に「イチリンソウ」が発売されて、5月にさや姉のソロのライブには初めてお邪魔して、そして6月にリリイベに参加させていただいて、気づいてしまった。

いきなり泣いてしまった。泣かされた。

BAD DAYSで始まる時点で、なんというかすごくさや姉「らしい」と思うのだけれど、JOKERがもうだめだった。JOKERのあのイントロが。ソロライブは初めての参加で、ライブハウスも軽音をやっている友人の出演していた小さな会場以外は初めてで、見よう見まねで周りの人達に合わせて人差し指を掲げたあの神聖な空間。JOKERを聞くたびに思い出す。このイントロだってさや姉が作曲したんだもんな。絶対忘れないだろうし、忘れたくない感情で景色だった。

 

 

 

 

今に始まった話ではないけれど、さや姉は、あれだけのビジュアル、アイドルとしてもシンガーソングライターとしても十分すぎるほどの才能を持ち合わせていながら、わけがわからないくらいに謙虚で真面目だ。

絶対に奢らないし、それを自慢にしているようには到底見えないし、ストイックで努力を欠かさない。

 

 

 

I'm readyで、リリイベで、何がよかったって先のツイートのMC内容もそうだけれど、凡なおたくにはわけがわからないくらいのその謙虚さ・真面目さが今のさや姉の「やりたいこと」たるシンガーソングライターとしてのソロ活動に注ぎ込まれていることが、そしてそれを本気で楽しんでいることがさや姉の様子からも曲からも歌からもMCからもビンビンに伝わってくることだった。リリイベで話してくれた内容については、これから大阪も控えていると思うと書かないほうがいいのかなと思うのだけれど、さや姉も、普段は厳しくもさや姉の才能を十二分に買ってくれているプロデューサーさんも見据えている場所があること。

ツアーのMCで話してくれた、Identityツアーでは思い悩んでステージに立つことが怖くなったけれど、今回のツアーでは1つ1つが身になっていて、違う自分になれているような気がすること。自分だけじゃなくてお客さんが楽しんでくれていることが伝わってきてさらにライブを楽しめていること。これからも音楽と自分と向き合っていきたいこと。

そうやって話すさや姉の目に曇りはなくて、どこまでも清々しくて真摯で、ひたむきで、心からそう思っていることが伝わってきた。

あまりにも謙虚でクソがつくほど真面目で、その真面目さはたまに生きづらいほどなんじゃないか*3と今までにも何度か思ったけれど、それを乗り越えてイキイキしているのが目に見えてわかるさや姉が今を楽しめていると伝えてくれたことが本当に嬉しくて、眩しくて。

NMB時代の誰もが付いていきたい、求心力と人望のあるキャプテン・さや姉がソロで生きることを選んで、さらにパワーアップして全身全霊でそれを全うしようとしている姿を、私は見た。

 

 

そして、さや姉の人間としてのあったかさをひしひしと感じる空間だった。チームSYのみなさんとの関係性も、ユニバーサルのプロデューサーさんとの関係性も、ファンに対しても。

ありがとう、ありがとうと何度も言ってくれたし、心からそう思ってくれていることは言葉からもその表情からも十分すぎるほどに伝わってきたけれど、ありがとうって言いたいのはこっちだよ〜〜と、ありがとうを受け止めながら思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

これらを経て、アイドルだったさや姉も、今のさや姉も、わたしにとって言葉で表すならば「憧れ」が一番近いのかもしれない、なんて気付いた。

いつだったか、NMB48を追っかけはじめた頃、おそらく2012年の最後か2013年の初めごろだったと思うのだけれど、さや姉が何かのインタビューで「ファンからなんと呼ばれたいですか?」と聞かれて「さやかちゃん」と答えていたことが心に残っている。*4

その時、「さやかちゃん」と呼ばれたいらしいけれど、わたしはさやかちゃんと呼べない、まじでごめんだけどわたしにとってはどうしてもさや姉なんだよな…というようなことを思って、そのまま「さや姉」と呼び続けて今に至るのだけれど、今思えばそれも、わたしにとってその時も今もある種「憧れのお姉さん」だからなのかもしれない。

 

 

 

 

 

さや姉最高だな、と改めて気付けた2019春、ロッキンへの出演も決まって本当に喜ばしい。こんなに才能があって努力を惜しまない素敵な人なんだから、どんどん評価されてほしい。

今までにさや姉が出演した各種ロックフェスでさや姉を見た邦ロック好きの友人数人から、さや姉はいいねと言われるたびに、でっしょ〜〜???とさや姉の代わりに勝手に誇ってしまっている。

彼女の音楽と直接の関係はないけれど、とりあえずこれを見ればさや姉の最高がわかるな?と思った最高をここに引用させて頂きます。

本当に、早くもっと多くの人がさや姉は最高だって気付けばいいのに。私はこれからもさや姉の最高を大切に消化しながら生きていきます。

 

 

 

 

 

個人的には、極寒の国から帰還し好きな人たちそれぞれのリリース・ツアーに吸い込まれたような2019春、現場楽しい現場楽しいと言っていたら気付いたら魔の『大学3年の6月』を迎えていたような感覚*5で…まだまだ書きたい現場と気持ちがあるのでぼちぼち書いていきたいような、でもなんとなく書けなさそうな気もしています。とりあえずさや姉が最高だなって気持ちを抑えられなくなったので書いてみました。

トップガンさいこ〜〜Love Storyさいこ〜〜と言いながら、来月からのツアーを心待ちにしつつ、錦戸亮ちゃんのレンジャーに好きが溢れたりしています。最高なお姉さんをあこがれと呼ぶからには、わたしも自分のやることしっかりやらなきゃな〜〜と、思います。自分が好きでいられる自分でいるために、がんばろうね!わたしもがんばります。

 

 

 

 

 

 

 

*1:洋楽を好んで聞くような友人が多いのもあって、私の周りには愛用者が多い。完全なる余談ですが、錦戸さんも風磨さんもシゲアキさんも、Apple MusicではなくてSpotify信者だと信じて疑ってません、さや姉もそうなんじゃないかな。

*2:今のところLimitedへの課金はしていないので。3months 100yenキャンペーンめちゃくちゃ惹かれている…

*3:そんな風に思ってしまうのは、わたしがクソがつくほど能天気であるせいかもしれませんが

*4:それより後に同じ質問をされた時は、何と呼んでくれても構わないとも言っていた

*5:こんなに何もしてなくていいんでしょうか、私はまだ現段階でリクスーを着たことがないです